集団指導塾か個別指導塾か

友達との連帯感とか

ライバル心

友達との連帯感とかライバル心とかになるとがぜん集団授業が有利である。

集団指導塾では友達と一緒に来ているので連帯感が生まれるし、わからないところは教えあうこともできる。

 

友達とワイワイいいながらでも勉強をしていくタイプの生徒には集団指導塾がむいているといえる。 

 

友達との連帯感とかライバル心とかは学校で発揮して塾では自分のわからないところをしっかり教えてもらって勉強したいというタイプの生徒には個別指導塾がぴったりだ。 

 

 

費用は:

費用の面では圧倒的に集団指導塾のほうが低い。 

先生が1人で10~20人

教えるのと、1~3人教えるのとではどうしても違ってくる。 

 

集団指導塾か個別指導塾かの選択は「授業料の安さ」をとるのか「個人的なケアーの充実度」をとるのかの選択である。

 

 

「個人的なケアー」の時間量

:集団指導と個別指導の大きな差はなんといっても「個人的なケアー」の時間量である。 個別指導はその名のとおり個別に指導してくれているのでその生徒の理解の進度に合わせて指導してくれる。 ひとりひとりしっかり見てくれている塾であれば、その生徒の間違い方や計算の仕方をチェックしてくれ、そこから理解度向上の糸口をつかんでいる。 

 

集団指導はクラスをひとまとまりとして同じ授業、同じ教材を使用して指導していく。 先ほど述べたようにクラス編成されていたとしても科目によって習熟度のちがいがあり、個人の理解度に合わせた授業とはいかない。

 

集団指導でも質問日などを設定して、個別ケアーに努めようとする動きも見える。

 

 

苦手科目の克服は

個別指導塾のもうひとつの大きな長所は「苦手科目の克服」にポイントをしぼっ

た学習ができるという点である。 

 

集団指導塾は受講科目があらかじめ決めら

れているので「英数国」受講を決まっていた

ら「うちは数学は得意なので数学のかわり

に理科を教えて」と言うわけにはいかない。 

 

個別指導塾では科目は選択制になっている

ので苦手科目を選ぶことができる。

 

 

受講の曜日や時間帯について

個別指導塾では選択制になっていることが多いのでクラブや習い事の都合で通塾曜日を決めることができる。 

 

もちろん集団指導塾では学年クラスによって曜日・時間帯は決められていて変える事はできない。

ただ時間帯はクラブ活動もできるように時間帯は遅く設定してある。

 

 

 

 


大手塾か、個人塾か

 設備は:

大手塾は各地に塾を展開していて資金的に充実。 施設や装備には目を見張るものがある。 個人塾は資金的には大手塾と比べ物にならない。

 

 先生は:

大手塾は研修などしていい先生を育成しようとしている。

アンケートなども行い常に、いい先生をつくろうとして

いる。  反面、塾のマニュアルに沿った先生ができていてどこかマクドナルド風のところもある。 

 

個人塾は塾長が熱血指導してくれる。 反面、塾長と合わない生徒は続かない。

 

生徒一人一人のケアーについては:

大手塾は補習などの制度があり、最近では自習室として教室を開放しているところもある。 個人的な質問や個人のみの補習の充実度は個人塾に軍配があがる。

 

受験情報については:

これは圧倒的に大手塾の方が情報量は多い。 私立高校も大手塾には最初に情報を流して行く傾向もある。 生徒数が多い分、成績データも多く、合否判定は信頼できる。  個人塾でも何年か続けている塾であれば卒業生の進度と成績は残しているし、志望校判定の帳票の出るコンピュータ実力テストもあるので受験指導には十分な情報量がある。 

 

授業料は:

これは千差万別。 高いから良いというわけでもないし、安いからいいというもの

でもない。 授業料は選択基準の4番目か5番目にしておきたい。 

 

自宅からの距離は:

やはり大手塾や個人塾に限らず自宅の近くにあるに越したことはない。

 

教材は:

最近は塾用教材が充実しているので大きな差はない。 大手塾などは独自教材

をしっかり作っているところが多い。 


その塾の評判は:

評判のいい塾はそれなりに評価できる。 口コミで注意しなければならないのは、あの奥さんの子供にとっては良い塾でも、自分の子供にとって良い塾とは限らない

ということである。 「頭のいい生徒が多いから」という基準があてはまるのは頭のいい子の家庭のみである。 

 

クラス編成は:

だいたい能力別クラス編成などといっても英数の合計点でクラスが決まったりしているのである。 合計点が150点どうしの生徒であっても「英90数60」の生徒もいれば「英55数95」もいるので能力別クラス編成に完全は求められない。 

しかし人数が少なくてクラス編成のできない個人塾に比べるとかなり効率はよい。

 

PS 

生徒はある時期になると「塾をやめたい」と言い始める時がある。理由をよく聞いてから決断すること。 違う塾をまた探すのも一苦労で、今度はあまり時間をかけないで決めてしまう傾向があるので、「塾をかわったけれどあまりかわらない」というケースも多い。

 

退塾を考える前に、その塾の責任者に相談してみるべき。

相談に乗ってくれないような塾ならやめたほうはいい。

塾を変わるなら「集団指導」から「個別指導」へとか「集団指導」から「家庭教師」へと言った指導方法の変化のほうがは効果が上がると思われる。