好きなことだけすればいい?

大人コミュニティーで紹介された教育家の中原さんという方のお話。   中原さんは、学生時代ずっとサッカーだけをやってきました。 サッカーが好きな事だったのです。 ですから、サッカーに関する事はどんな事もやることができました。しかし、勉強には興味がありません。 ですから、授業中は90分間ひたすら寝ていたそうです。   なぜなら、寝ると時間が早く経つのですぐに サッカーの時間が来るからです。 ところが、 多くのサッカー部の生徒がそんな状態の中、 サッカーも全力,勉強も全力でやる先輩がいたそうです。 かなり珍しい存在だと思います。 その姿を見て、中原さんは先輩に言いました。 「先輩は、すごいですね。勉強も一生懸命やっていて。」 するとその先輩は言いました。 「お前、授業時間って何分?」中原さんは、「90分です」と答えました。 すると、先輩は「サッカーも90分だよね。しかも、あれだけ走って、肉体的にも精神的にも疲れるなかで90分集中しなければならないんだよね。   そんな極限状態で90分集中できる選手だけが一流になれるんだよね。 授業の90分は、ただただ座って勉強するだけだよね。 だから、 おれは、ただ座って90分間勉強に集中できないやつが サッカーがうまくなれるとは思えない」   と、言われてしまったそうです。 その言葉を聞いて中原さんの考えは変わったそうです。 ============== 今まで自分自身が好きなサッカーに関しての事は意味を持てていたけど、 好きじゃないことを自分の人生につなげられなかったらその人は、それ以上スケールが大きくならないんだ。 ============== と。 中原さんのお話の結論はこうでした。   好きなことに熱中するということは大切なことです。でも 好きなことをやること以上に大切な事があると思います。 ============= 『嫌いなことも自分の人生に繋げられる』 ============= これは実は勉強に限ってことではないのだそうです。