科目数が多くなる高校

高校入試を目指している中学生に事前にわかっておいてほしいことがあります。

勉強は入試で終わりではありません。高校ではあと3年間勉強が続きます。

そこで今回は中学と高校の学習の違いについてお話します。

1:科目

科目数は約倍になります。数学は数1と数Aと2つに別れます。国語は現代文、古典、漢文に別れ、理科は物理、化学、生物、地学に分類されます。英語は基本的に文法と英文読解に分かれて勉強します。学校によっては会話とかリーディングとか別の名前の科目をもう一つ追加する高校もあります。そしてそれぞれにテストがあります。

 

2:テスト期間

これだけ科目数があるのでテスト期間も1週間ほどになります。中学では中間テストで2日間、期末テストで3日間ほどでしたが高校では約2倍の期間

がテストになります。

 

3:入試制度

入試制度は変わってきていますが中学との大きな違いは推薦入試、公募推薦入試という制度です。

一般的に大学入試は1月~3月にかけて私立国公立の大学で実施されますが、推薦入試や公募推薦入試を利用して合格できれば前年の10月とか11月に入学が決まるのです。希望の大学と学部の推薦入試枠があれば受験してみよう、となるのですが、受験には条件があります。それは高校1年、2年での学校の成績です。中学で言えば内申とか総評とか通知簿の成績にあたります。

今までのように「高校3年になってら大学受験の勉強を始めよう」ではもう遅いのです。

 

高校入試合格で喜びを十分噛み締めたら、また高校の学校の勉強に取り組み始めましょう。 中学時代英語が苦手だった人はこの2年間が逆転のチャンスです。 数学は得意だったのに高校になってわからなくなった、という生徒も多いですよ。