暗記は苦手!そんな生徒のための暗記術
授業を真剣に聞いている、板書を一生懸命写している。マーカーで重要部分は線を引いている。
これらは一見一生懸命に勉強しているように見えますね。でも不十分です。記憶に残る量は十分ではありません。
また「勉強しているフリ」ができます。「うちの子はいつも一生懸命勉強しているのに成績が良くないのです」とお考えの保護者の方はおられませんか?
記憶の効率はアウトプットにあり!
授業を聞いていて「よくわかった」「わかるようになった」でも成績があまり上がらない。テストになったら問題が解けない。こんなことはよくあることです。これはなぜでしょう?
知識が定着していないのです。 では定着させるためにはどうすればいいのでしょう。
受動学習だけでは記憶は定着しない!
勉強には受動学習と能動学習があります。 先生の授業を聞く、見ることはとても大切なことです。
でもそれだけでは知識は定着しません。知識の定着はインプットとアウトプットの2つが必要です。
インプット学習だけだと「時間をかけて勉強している割になかなか成績が上がらない」ということになって
最後には嫌になってしまいますね。
書く、見る、しゃべる のアウトプット学習!
「書く」「見る」「話す」という3つのアウトプットを組み合わせて効率のいい知識定着のためのアウトプット学習をしましょう。
※書く練習
英単語を覚えるなら、ノートに何度も書いて練習をしましょう。その時書くだけではなく単語を発音するの
です。つまり「しゃべりながら書く」。これが記憶にはとても大切な動作だと思っています。
※聞く練習
英文をCDなどで聞くなら、聞いているだけでは不十分です。 聞いたそのあとからその英文を口に出して
繰り返して言ってみることです。覚えてしまえば音声と一緒に口に出して英文をいう、といいです。
「聞きながらしゃべる」
※見る練習
復習するときは教科書を見て復習しますよね。国語、理科や社会などを復習する時、教科書を見ている
だけでは不十分です。そんな時は本文を口に出して読んでください。「見ながらしゃべる」
理科や社会で声を出して読む生徒は少ないようですがこれは効果的です。
特に理科は 実験の手順とその結果、理由などを口に出してください。
社会は本文以外の挿絵や図、グラフなども指さしながら、それが何なのかを口に出してみることです。
(試験には挿絵や図が出題されます)
結論:記憶の定着には
「書きながら、見ながら、聞きながら、口に出してしゃべる」
この5感をフルに使った勉強方法が最高に効果的な記憶術です。 一度試してみてください。
「ながら記憶術の達人」は
歩きながら、掃除しながら、トイレしながらも復習します。
覚えた英文を復唱する。 実験の手順を口に出す。年号と事件とを口に出す。
ちなみに英語の学習は教科書本文を丸覚えが役に立ちます。
1度や2度試してみたからと言ってすぐ結果の出るものではないのはどんな方法でも同じです。
繰り返し練習する中で自分なりの勉強方法を見つけてくれればいいと思います。