かいりつゼミでは指導授業のほかに学習トレーニングという名前の自習学習時間を設けています。この時間には講師からの学習の指示はありません。自分でやることを決めて勉強する時間です。 これができたのは塾を作って間もないころ、保護者の方から「家では勉強しないので塾で自習させてもらえないか」というお話をいただいたことことから始まりました。
まだ十分席は余っていたので「ぜひここを利用して下さい」ということで学習トレーニングという授業がスタートしました。基本的には先生や親に言われて勉強する、という姿勢より自分で考えた勉強をする、という姿勢の方が身に付きます。
ところが、始めたのはいいものの日ごろから「勉強しなさい」ということに慣れている生徒たちは何も言われなくなると何をすればいいのかわからなくなりこの学習トレーニングの時間を十分活用できませんでした。
結局、ここで測られるのは「自立学習度」です。自分でやることを決め、教材をもってきて勉強する、という姿勢です。
残念ですが今でもこれがしっかりできる生徒とできない生徒がいます。私は日ごろの生徒の学習トレーニングの時間の様子を見てひとりずつ自立学習度を測る目安を作りました。これをどうにか生徒や保護者と共有したいと考えています。